エンドロール

終わりを始めようとした。エンドロールは流れる。 孤独を気取って独り。何もない。誰でもない。 恥の多い生涯を送ってきました。と笑う。 眠らぬ僕と眠る街。朝が来る。さよならの合図。 後悔や過ちなんて腐るほどしてきました。 誰かを憎むことも、恨むこと…

リリー

リリー 神様は不平等さ。いつも。 リリー 泣かないでよ。笑ってよ。踊ろう。 君が好きなロックバンドは何千マイルも先で歌ってる。 リリー 甘いチョコも、おとぎ話も恋も。 リリー 必要ないの?君はもう大人だから。 君が好きなロックバンドは何千マイルも先…

RADIO GIRL

OH MY RADIOあのナンバーをOH MY RADIOかけてよDJ みんなが知らない君と2人の2人だけの曲を。 OH MY RADIO君が教えてOH MY RADIOくれる曲は。 どれもこれも僕の心を夢中にさせてくれた。 パパとママが寝静まる頃に流れるオールドソング朝が来たら また君とお…

I wanna be your “sid vicious”

初めてロックンロールを聞いた日のことを覚えてるかい? 初めてロックンロールを聞いた日のことを覚えてるかい? いつも苛立って、いつも中指立てて、 「くだらねぇ」なんて愚痴ってた日のことを覚えてるかい? 耳にギターを打ち込まれたような、耳にマイク…

the cinema

ラストシーン飾るのは 劇的なラブソングから。 合わさるフォーカス、ライト、アクション 涙を流し始める君。 震える言葉と、動作、その全てが 麗しく 且つ 狂気的に見えたんだ。 ストーリーは進んで行く、ラストカット、キスシーンまで。 ラブソング 雨が降…

ぼくはビートルズにはなれない

「才能もないからさ。」馬鹿が一人。 よくある話さ。諦める奴の言い訳さ。 夢なんて言葉 どこのどいつが作り上げた? まったく迷惑な話だ。・・・だけど。 ぼくたちはビートルズにはなれやしない。 だから、こうしてせっせと歌を作るしかないのです。 ぼくた…

I HATE MUSIC

I HATE “FUCK’IN SHIT”MUSIC くだらないな何もかも。 I HATE “FUCK’IN SHIT”MUSIC 退屈さそう全てが。 I HATE “FUCK’IN SHIT”MUSIC 死んじまおうか、馬鹿みたいだ。 I HATE “FUCK’IN SHIT”MUSIC 誰も俺を認めちゃいない。 歌を歌う意味を教えて I HATE MUSIC…

ロングロンググッドバイ

はじまりの朝に一つホコリにまみれたギター スタンドバイミー映画のような別れにはなれなかったな。 小指で交わした約束も、「またね。」って言った言葉も。 今となってはどうしようもなく 情けない歌になるのさ。 小さいカバン一つ。タバコと小銭を持って …

私は花

夜の街に消える、ゆっくり歩を進めた さよなら。描いていた夢、少しの理想。 東京に吞まれて、私はただの売女。 震える身体を包み込むビル風が冷たい。 もう一度、生まれ変われるなら。 ささやかな幸せ。・・・それに触れたい。 泣いて泣いて泣き疲れても。 …

人間失格

「産まれてきてごめんなさい」と 彼女は自らの命を絶つ。 その醜くも儚げな17の少女は 手首につけた無数の線と 自らにつけた悲観の名を 全うすべく 今日をもって 死ぬことを決めました。 机に飾られていた花瓶と 「死ね」と書かれた私のノート 写真撮られて…

革命前夜

決して売れない弾き語り配信者 まばらなリスナーの中で歌を歌っている 頭の中で反復する 「俺は天才」だと 自称 決して安くはない歌を作っている 対バンのあいつは今日もカッコよかったな だけで終わるような歌うたいにはなりたくはない いつだってどこだっ…

革命起こす幕開けの夜

SPOONというアプリを去年インストールした 最初は聞き専としてのつもりだった。 少女ちゃんって子の枠に入った。 「いくらくん面白いから絶対に枠やった方がいいよ!!」なぁんて言われて、 枠をやってみた。 少女ちゃんの彼氏のそーだあめくんも俺を気に入…

BIRTHDAY

BIRTHDAY SONGを歌うよ君に 死んだ血まみれの君に 死んだことの誕生、死んだことの喜び BIRTHDAY SONGを歌うよ君に 死後1日目の君に ようこそ!THIS IS HELLに! 泣くのはもうやめてくれよ ウーピーゴールドバーグも驚く ゾンビたちが歌う賛美歌さ 今夜はと…

遺言

夢のような懐かしい日々。もう戻れないや。 一瞬でいい 世界を止めて 私の息が止まる前に。 散文詩のような言葉をどうか聞いてほしい。 美しい人、笑っておくれ 「ああ、なんて素晴らしい人生だったろう!」 世界の終わり、涙の雨はいつ止むんだろう。 私は…

DEAD!DEAD!DAED!

例えば俺が死んだとして、君は一人で生きていけるのかい? 例えば俺が死んだとして、嗚呼うんざりだこんな感情は。 LOSER FUCK'IN IS DEAD 「もうやめてくれ!!!!!!」 DEAD!DEAD!DEAD! 俺を殺してくれ!!早く!!君のその手でやってくれ!! DEAD!DEAD!DEAD! 楽に…

bakemono

「人は一人では生きていけない」と言った人間はきっと恵まれて 本当の孤独を知る由も無い。そうだろ? 死んだ後に評価される画家も恵まれていることすら知らず 死んだ後にも何も変わらない人もいる。 多数が少数を殺す時代に一体僕は何を残せるの? 「こんな…

馬鹿な生活

君の部屋を去った。あの日からもう。ずっと。 時計の秒針は止まったままで。 くだらないラブソングに耳を傾け、なぜか 涙が溢れてた どうしようもない僕だ。 あんたが部屋を出た、あの日からもう。ずっと。 記憶のページは更新されないままで。 あんたとイヤ…

ロンリー

排他的感情論。斑らに溶けていく。 死にたい 生きたい 日々の生活。 絶望的感情論。夜に堕ちていく。 首を縄にかけて朝を殺した。 五月蝿い 五月蝿い 耳に飛び込む 幸せ不幸せ 泣き笑う人。 差し伸べる手さえなく独り飛び込む。 中野駅ホーム さよなら私。 …

"I"

ラッタッタ タランタタッタ 愛に彷徨う ゾンビみたいに 求める ドラマ me tiny無情に降り出すrainy ラッタッタ タランタタッタ I NEED どうしようもない位に 君だけ 探したjourney 頬に流れるcryに。 ラッタッタ タランタタッタ もういい。独りで迎えるmorni…

東京愛情叙情

Monday 憂鬱を消すような Tuesday 出来事が欲しいだけ Wednesday 映画のワンシーンには興味がないからエンドロールを。 Thursday 甘い香水と君。 Friday 東京メトロと夢。 Saturday 天気予報は雨。 傘をさして歩くSunday ネオンが光って雨音が響きだす。 一…

魔法症女

私はしがない風俗嬢です。今夜も知らない男に抱かれて 私の価値を現金化させられ笑いたくもないのに笑ってる。 「いつからここで働いているの?」「いつからこの仕事を始めたの?」 「今度よかったらご飯に行こうよ」「大丈夫だから。何もしないから。」 14…

さようなら。

馬鹿な男が一人、歌を口ずさんだ。 弾けないギター錆びた弦が夜に溶けて消えた。 一人で何ができるだろう。一人で何をしてみよう。 煙草の煙を月に吹きかけてまた思い耽る。 夢を叶えるには歳をとり、夢を見るには遅すぎた。 元気でね、さよならね、また会う…

I LOVE YOU

ねぇ、ハニー。笑わないで聞いてよ この歌。 ねぇ、ハニー。君会って、知らないことがしれたよ。 野菜を食べないと怒るとこや、ハイタッチをやたらせがむとこ。 ソフトとボックスを間違えるとこや、寝顔がやけに子供っぽいとこ。 ねぇ、ハニー。一人ぼっちは…

「戯言」

どうしようもない女が一人。どうでもいい男にキスをした。 「愛してる」と嘘をついたその口で。 103号室の天井に跳ね返る二人の吐息と安っぽいドラマのような言葉たち。 「馬鹿みたい」 本当なんてどうでもよくて、真実なんて興味がなくて 今はただこの非現…

青と泡沫

僕らの夢は放物線を描き跡形もなく消えてしまった。 「馬鹿は死ぬまで治りはしない」と。それなら僕は何度死ねばいいの? 腐り果てたこの心でずっと生きていれば幸せかい? 夜の街、交差点、月明かりが綺麗でした。 君の影、君の声、君とはぐれ死んだ過去。 …

レイニー

さよなら。なんて無責任だな。夕焼け空から曇りに変わって 街に雨が降る。 傘もささず家に戻るまでの道のりを一人で歩いては思い出に耽る。 君の部屋に忘れて行った好きなバンドの白いTシャツはもう君のものだな。 捨てて欲しいという気持ちと残して欲しいと…

オレンジ

ベランダに干した好きなバンドの白いTシャツが風に揺れてる。 夏の匂いに気付かないふりをして、あんたが出て行った部屋を抱きしめた。 歯ブラシの本数が一つ減って、涙の記憶がまた一つ増えてった。 さよなら。無責任なあんたが バカだな。無責任な私が 夕…

「綺麗」

幼い頃、お母さんが買ってくれたビー玉。 やけに綺麗で、ずっと眺めて、日が暮れていたっけ。 大人になり、東京にも出て、街の明かりを浴びて。 大切な人もできたけれど。私たち、今日でお別れ。 新宿駅、改札で「元気でね」って嘘をついて。 あなたが雑踏に…

神様

母さん、この私を産んだことに後悔がないと言い切れますか? 父さん、私を育てたことに失敗がないと言い切れますか? 親が子を殺し、子が親を殺し。 いじめレイプ誹謗中傷のオンパレード 「どうしてこんなことすらできないの?」そんな顔で叱らないで先生。 …